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翌日、再びワイルデンビルに行くと、長蛇の列ができていた。
警備員が何か紙を配っていた。
「一次試験会場。フォンゴ島。出航14:30。港:フロリダ・・・」
船で殺し合いの場まで行くらしい。
港までは結構近く、皆徒歩で行くらしい。
「船に乗ったら、諸事情&船酔い防止のために催眠ガスで寝かせてもらう。」
今度は研究員みたいな人が現れた。
船に乗りベッドに寝た。個室とは素晴らしい。
意識が戻った。ここは船らしい。デッキだろうか、まだ10数人は寝ていた。
「は~い。皆さん。起きてください。寝てる人は殺しますよ!」
一応全員が起きていた。
「1次試験は銃のみ使用した殺し合いです。君たちには発信機と盗聴器が付いています。そこの島はエリアが83に分かれていて、違反者がいるとエリアごと吹っ飛びます。大丈夫、エリア外の人は巻き込まれても死にはしないようになってるから。」
研究員は微笑んだ。
「あと、自分の銃を持っている人には武器の配給はありません。弾が切れたら、あきらめるか奪ってください。銃を持っていない人は個室に戻ると配給してあります。しばらくは個室で待機。警備員に呼ばれた人から出発してください。現在348人です。生き残れるのは200人。簡単でしょ?んじゃがんばってね。」
簡単でもおそらく2次試験で100に減らすつもりだ。
「あと、逃げようとすれば。自分の家、愛人、友達、会社、家族、親戚あと、あと・・・ともかく殺す。」
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警備員に案内され、「所長室」まで来た。
「中に入れ。」
警備員がいい入ると高校生ぐらいの青年がいた。
ワイルデン・ワイルだ。
「・・・・元米軍の大佐?」
「あぁ、そうだが。」
「残念なんだけど、入社試験は明日なんだ・・・帰ってくれる?」
「入社試験?」
ワイルデンは微笑みながらこう言った。
「そうだよ。犯罪者がたくさん来るからね。あんまり気の狂った奴は入れたくないから・・・」
このテロ組織自体狂ってないか?と思ったが黙ってアルファードはこう言った。
「試験内容は?」
ワイルデンは先ほどとは違う、悪魔のような笑い方をした。
「1次試験・銃のみ使用の殺し合い、2次試験・爆弾のみ使用の殺し合い、最終試験・何でもありの殺し合い!」
「上等だ……」
アルファードはホテルに泊まって明日の試験に備えた。

「本当にもったいないよロット大佐。私は実に残念だ。」
「コレは自分で決めたことです。中将。」
「ふむ。では、またどこかで会えるといいな。できれば、敵として出なくだが。」
「そうですね。バイブーン中将。では、さようなら。」
フロリダ州にある米軍基地からひとりの兵士が出てきた。アルファード・ロットだ。
彼は本当はアメリカ政府に嫌気がさしたのだが、持病が原因だと偽り、軍を辞めた。
基地からやく1km離れた町をアルファードが歩いていると、すれ違った人の話が聞こえた。
「ワイルデン・ビルってしってるか?ほら、あの謎のビルさ。」
「ワイルド社の基地って噂の奴だろ?」
アルファードはその噂を聞くと、すぐにファースト・フード店に入った。
「ねぇ、君ワイルデン・ビルって何処にあるか知ってるか?」
店の中にいた不良の格好をした少年に聞いた。
「はい。知ってますけど・・・」
アルファードの頬には弾痕(といってもかすっただけ)があったからだか、少年は少し怖そうに返事をした。
アルファードは場所を聞き、向かうことにした。

アルファードがビルに入ろうとすると、警備員に止められた。
「貴様、何をしている。」
「んぁ?おれはワイルド社に入社希望しているんだが?」
「そうか。」



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