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「・・・そうか、君がこの箱の・・・」
ワイルド社の社長(つまり、テロ組織のボス)がうちまで来てしまった。警察に通報するべきだったのだろう。
でも、僕は落ち着いて行動した。
「何の為に来た?」
「そんな怖い顔しないでくれよ。君もテロ組織の一部なのだから」
「いますぐ僕がこの箱を壊してもいいんだぞ。」
「ふむ、よく覚えたね。でも、残念なことに君の知り合いは全員死ぬよ?それでもいいのかい?」
「くっ・・・」
僕はこの殺人鬼よりも他の人間の命を優先した。
「では、爆破がんばってくれたまえ。」
ワイルデンが帰った。
願い箱に入力した。
「ワイルド社を逮捕。」
しかし、エラーした。画面にはこう書いてあった。
「ワイルド社は存在しません。エラーです。10人死亡」
「ぎ・・偽名・・・そんなうまくいくわけ無いか・・・」
ワイルド社はワイルデンが表に公表するときの名だとわかった。
確かに、ワイルデン・ワイルからとったとしか思えない。

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ワイルド社は僕に何をさせる気なのだろう・・・
ルールは100個ある。そのルール全部覚えたわけだが、今ではもう半分しか覚えていない。でも、最後に書いてあったルールははっきりと覚えている。
「この箱を壊した者とその半径8000キロの生命体は死ぬ。」
そのときは8000キロという数にピンと来なかった。とてつもない命が死ぬ。それだけがわかっていた。
ルールを覚えた次の日、新聞に
「ワイルド社、またしても爆破テロ。万里の長城吹っ飛ぶ」
中国の万里の長城を吹っ飛ばす計画。夢で出てきた。その夢では、自分が願い箱に入力していた。
新聞を見たとたん、血の気が引いた。願い箱第3のルール
「入力した履歴は常に残り、この箱が壊れない限り履歴は残る。」が正しければ、僕の願い箱にと思ったのだ。
あった。履歴が残っていた。
「20XX年、7月15日、23:11、万里の長城爆破」
手が震えた。
その日の夕方。ワイルデン・ワイルと名乗る者が僕の家に入ってきた
<第1章>願い箱
赤い箱は鉄でできているようだった。僕はテロ組織から送られてきた箱と知り、怖くなったものの、勇気を振り絞り、その箱を開けてみた。箱の中には20枚ほどの紙と精密そうな機械があった。
僕の父が爆処理の部長の友達だったということもあり、これが爆弾じゃないことはすぐにわかった。毒ガスでもなかった。
紙には説明が書いてあった。

この願い箱に願いを入力すると絶対に願いがかなう。
その代償として、使用者とまったく縁の無い人が10人死ぬ。

その他、たくさんのルールが書いてあった。
僕はそれを全部覚えた。自分でも恐ろしくなるほどの速さで。
プロローグ
「おめでとうございます。ワイルド社からの抽選の品が届きました。」
僕はある小包を開けた。中には血のように赤い箱とこのメッセージの書いてあるメモ用紙のみ・・・・
僕はそれを見ただけでぞっとした。
ワイルド社とはテロ組織なのである・・・・
これは、僕と僕の運命を変えた赤い箱の話。

こんにちは。黄色犬です。ここにいる人は勿論知っていると思いますが、僕は人間です。

さて、本題に入りますが、僕の書いている小説である、The most  mysterious box (ゼイドさんのBBSにて連載中)なのですが、彼がギャラリーに載せてくれません。

というわけで、ここに載せようかなと思っています。



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