混んでいません。すいません。
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<第2章>ワイルド社
「ところで、ワイルド社はどこにあるんだ?」 親友の鋭い質問に僕は答えられなかった。 「・・・名刺に住所は載ってるんだけど・・・」 「見せてみ。」 東京都新宿区2.4丁目5番地ワイルデンビル地下3階とかいてあった。 「…ワイルデンビルってこの間建った高層ビルのことか?」 確かに、ワイルデンビルは新宿2丁目にある。45番地だ。 2丁目は今100番地まであるはずだから、問題ないのだが・・・ 「そんなところにテロ組織の基地があるとは思えないのだが…」 確かにそうだ。現在、日本には軍隊もない。テロ被害も今年になって一度も起きていない。 「日本国内は条件がいいが…」 「行ってみるか?」 僕はうなずいて、武器(?)を持って家を出た。 「こ・・・ここか…」 2時間後、僕らは35階建てのビルを目の前にしていた。 「入るか…」 親友が歩いていこうとしたが、僕はそれを止めた。 「待って、警備の人を見て。警備員にしては重装備だぞ。」 そう、彼らの腰には拳銃があった。日本国内では有り得ないのに。 「間違いないということか…侵入するぞ。」 親友の言うとおりに僕も動こうとしていた。 裏にまわるまでの間に運良くビルの地図を拾ってしまった。 ビルの地上入り口は4つある。 正門(警備員4名)、裏門(警備員2名)、東門、西門だ。 東門と西門だと、西門のほうが階段に近く、エレベータに遠い。 僕らは西門から侵入する為、第1の爆弾を仕掛けた。 PR
祖父の部屋が一番何かありそうだ。
コレだけの起爆剤があるのだから・・・あった。さすが祖父。 自動発火装置とろうそく。コレぐらいか・・・ 持ち物(数量の書いてないものは1) カッターナイフ、ライター、マッチ(20本)、ガスボンベ、エアガン(25m100発入り)、軍手、携帯食料(3週間分)、水(4リットル)、懐中電灯、塩酸(1㍑)、硝酸(1㍑)、硫酸(1㍑)、水酸化ナトリウム(1㍑)、ヒ素(1㍑)、水素(1㍑)、石油(2㍑)、自動発火装置、ろうそく(20本)。 結構重い。しかし、コレは世界平和のためだ・・・。 そのとき、インターホンが鳴った。 玄関へ行くと、小学校からの親友が外にいた。 「何処行くんだよ?一人旅か?秘密はなしって言っただろ」 こいつはどうも苦手だ。いい奴だし、決して頭が悪いでもない… 仕方なく、秘密を話してしまった。全部 「・・・んじゃ俺も行くよ。荷物重いだろうし。」 わけのわからぬまま、次の日になってしまい、これから二人で世界のテロ組織と立ち向かうことになったのは言うまでも無い。 1章~完~ 次の日 「・・・そうか、君がこの箱の・・・」
ワイルド社は僕に何をさせる気なのだろう・・・
ルールは100個ある。そのルール全部覚えたわけだが、今ではもう半分しか覚えていない。でも、最後に書いてあったルールははっきりと覚えている。 「この箱を壊した者とその半径8000キロの生命体は死ぬ。」 そのときは8000キロという数にピンと来なかった。とてつもない命が死ぬ。それだけがわかっていた。 ルールを覚えた次の日、新聞に 「ワイルド社、またしても爆破テロ。万里の長城吹っ飛ぶ」 中国の万里の長城を吹っ飛ばす計画。夢で出てきた。その夢では、自分が願い箱に入力していた。 新聞を見たとたん、血の気が引いた。願い箱第3のルール 「入力した履歴は常に残り、この箱が壊れない限り履歴は残る。」が正しければ、僕の願い箱にと思ったのだ。 あった。履歴が残っていた。 「20XX年、7月15日、23:11、万里の長城爆破」 手が震えた。 その日の夕方。ワイルデン・ワイルと名乗る者が僕の家に入ってきた |
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