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「第1部隊のみなさーん!」
一瞬にして銃弾が鳴り響いた。親友が所長室の前の通路を横切った。間一髪で当たらなかった親友はガスボンベを転がした。
それと同時に爆発が起きた。爆発と同時に煙が上がった。
煙幕弾の中にニトログリセリンの瓶を置いておく。
パニックになって撃ったのだろう。大爆発が置きて、静かになった。
「・・・・ふぅ。」
隊員と思われる人が数人倒れていた。おそらく気絶しているだけだろう。
「ほほぅ。まさか、本当に子供二人だとは・・・」
気づいて振り返るとさっきの隊長がマシンガンを持って立っていた。
「イングラムマシンガン・・・」
親友が言ったと同時にこちらに銃を向けた。
両脇の部屋に飛び込んだおかげで撃たれずに済んだが、袋のねずみだ。
「ハッハッハ!銃を持っているのは右の餓鬼だろ!」
僕は左の部屋に入った。親友のほうが射撃がうまいので親友に渡したのが失敗だった。親友は腰のベルトに銃を付けていた。
隊長が僕のほうに向かってくる。
「まず1匹目!」
隊長がマシンガンを向けたそのとき、銃声が響き渡った。
「あ゛っ!」
倒れたのは隊長だった。さっきの爆発で隊員から銃が吹っ飛んで、僕の部屋に入ってきていた。それで、撃ったのだ。
「予測していた無かったな。」
「・・・何故、足を…打った?」
「殺す必要など無い。大体、何故こんなところに入った?」
「…アメリカ政府が…許せなかった。」
「・・・」
僕と親友は、隊長を後に、所長室に入っていった。
<第2章>~完~

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「予想より早いな。」
「どうすんの?」
ニトログリセリン爆弾によりビルの1階は壊滅状態だが、ビルの上のほうはろくなものは置いてないはず。
第一、こんなに高いビルにする必要あったのだろうか?
「誰か来る!」
親友が気づいてなければ蜂の巣になっていただろう。兵士が4人ほど来た。
「1階が爆破された?10部隊は何してたんだ?」
「俺達1部隊の出番はなさそうだぜ。敵は上に行くはずだ。他の部隊が上を見てるし…」
「隊長が来たぞ。静かにしろ。」
「R、他の1部隊をここに集合させろ。」
「はい。隊長。」
何故に廊下で会議?と思ったがひっそりと隠れていた。
会議が始まった。25人程度だ。
「敵の使用武器は実験室から奪ったニトログリセリン。敵は大きな武器は持っていないようだ。それと、おそらく若い」
「次に、1階から2階の階段の一部が爆破されている。敵は2階にいったと思われる」
「隊長、警備員から連絡が届きました。敵はエアガンを使用しています。さらに、爆弾を作るだけの力量がある。高校生と思われます。」
「D、ありがとう。では、A~Mまでは休息。2時間後に交代する」
兵は13人が稼動している。残りは休んでいる。
会議が終わり、やっと隠れていた掃除用具いれから出れた。
休息室の隣が隊長室、その隣が武器庫になっている。
「武器庫から武器を・・・」
僕達は武器庫にそっと入り、手榴弾、ハンドガン、煙幕弾をバックに入れた。
ガタンと音がした。
驚いて振り向くとねずみが騒いでいる。
急いで外へ出て、とっさに物陰に隠れた。
そのとき、隣から隊長が出てきた。右手にはマシンガンを持っている。
隊長が部屋の中へ撃った。窓には血がべっとり付いた。
「ねずみか・・・」
そういうと、中へ入っていった。
「なんと!武器が!」
休息室から一人出てきた。
「どうしたのですか?隊長。」
「A、大変だ。武器が一部なくなっている!」
隊長の言葉にAと呼ばれる人が驚いた。
「なんですって?Dの言っていた予想は・・・」
「ダミーだったということだ。間違いない。所長室に守りを固めろ。液体には気をつけろ。」
所長室は20メートル位先だ・・・・・仕方ない。命がけで攻めるか・・・隊長が部屋に戻り、他の隊員が移動した後、僕らは最後のトラップを作った。



残りの持ち物
カッターナイフ、ライター、マッチ(20本)、ガスボンベ、エアガン(25m60発入り)、軍手、携帯食料(3週間分)、水(4リットル)、懐中電灯、塩酸(1㍑)、水酸化ナトリウム(1㍑)、ヒ素(1㍑)、水素(1㍑)、石油(2㍑)、自動発火装置、ろうそく(20本)、手榴弾1個、ハンドガン(45mm口径30発)、煙幕弾。


最後のトラップ
使用物
ガスボンベ、水、懐中電灯、ニトログリセリン、手榴弾、水素、石油、ろうそく、煙幕弾、自動発火装置

急いで僕らは廊下を駆けて、小さな部屋に入った。
「はぁ、上手くいったのか?」
「あぁ、それより、ここが何の部屋なのか・・・」
電気をつけてみた。実験室だろうか?
「あの棚に薬品が置いてあるみたいだ。」
親友が発見した。僕が見てみた。
“ニトログリセリン 重要危険物″
と書いてあるビンが12本あった。
「ここは本当にテロ組織の基地だということがわかった。」
「当たり前だろ。さっきの銃は本物だった。」
ほかにも、いろいろと薬品があった。
「・・・これから地下にいくんだよな?」
「そうだよ。爆発で頭が変になったか?」
爆弾トラップ。ニトログリセリンを2本盗んだ。
残りの9本を床に撒いて、一本を扉の近くに置いた。ドアには黒板消し落としの要領で実験室にあった鉄塊をはさむ。ドアを開ければ。というしくみだ。
「・・・危ないもの作るよな。」
親友は関心したらしい。
「いくぞ。ここにいたら危ない。」
「知ってるよ。急ぐぞ。」
「その前に、っと。」
ニトログリセリンの1本を廊下から2階の階段まで撒いた。
「急いで地下にいくよ。」

「敵の侵入を許した!ワイルデンさんには知らせるな!」
「隊長!実験室に侵入したと思われる形跡が!」
「調べろ!警備10番隊の名にかけて!」
その後、大きな爆発音と共に、一階が火を噴いたのは言うまでもない。
*警備隊・・・全部で10あるワイルデンビル警備隊。

現在僕らはビルから少し離れた建物の中にいる。硝酸と硫酸を混ぜて作った不完全ニトログリセリン爆弾を使用する。
「不完全ニトログリセリンの爆発は一瞬のもので、警備員がそちらに気づかなければ無駄だ。まず警備員の近くのガラスをエアガンで打ちまくれ。警備員が気づいたらライターを撃て。その間に侵入する。爆発が起きたらすぐにこちらを撃ってくるだろうから逃げる用意もするぞ。ガラスには僕も撃つ。」
「OK相棒!」
親友はエアガンの扱いにかなり慣れている。本人も自慢のエアガンを持ってきたらしい。
「強化ガラスだと思うがどうだろう?」
親友がまたもや鋭い指摘をするが、
「強化ガラスでも気づけばいいんだよ。」
「OK。」
筆箱からペンをとるような音がした後、親友はにやけた。
「発射用意。発射!」
太い木の棒を折るときの音がして、ガラスにひびが入った。
僕も急いで撃った。親友曰く一番連続で撃てる銃らしい。
キーボードを押すような音だ。
警備員が気づく、無線で連絡を取った。しばらくすれば西門の警備員も来るだろう。
親友が銃を持ち替えた。
「耳塞いで、走る用意しとけ。」
とても大きな銃声に驚いた、といってられないうちに爆発が起きた。耳が痛くなったが走った。
後ろを向くと、僕らのいた建物に次々と穴が開いていく。
西門から入ることができた。

「こ・・・ここか…」
2時間後、僕らは35階建てのビルを目の前にしていた。
「入るか…」
親友が歩いていこうとしたが、僕はそれを止めた。
「待って、警備の人を見て。警備員にしては重装備だぞ。」
そう、彼らの腰には拳銃があった。日本国内では有り得ないのに。
「間違いないということか…侵入するぞ。」
親友の言うとおりに僕も動こうとしていた。
裏にまわるまでの間に運良くビルの地図を拾ってしまった。
ビルの地上入り口は4つある。
正門(警備員4名)、裏門(警備員2名)、東門、西門だ。
東門と西門だと、西門のほうが階段に近く、エレベータに遠い。
僕らは西門から侵入する為、第1の爆弾を仕掛けた。



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