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「ちっ!逃げられた!大丈夫か?」
後ろから隊長の声がした。どうやら援護してくれたらしい。
「・・・何故味方した?」
「面白そうだから?」
ワイルド社も酷いな。こいつを警備隊長にするなんて。とそのときは思った。
「そうか・・・起きれるか?」
何故か僕はこの男を信用していた。
「お・・おう。」
僕に撃たれた足からの出血はたいしたことは無かった。
「・・・・ところで、痛くないのか?」
隊長はそういったが何のことかわからなかった。
「腕・・・」
腕・・・さっき銃を撃って・・・・
急に痛みが走った。パニックになっていたせいなのか、初めて銃を撃ったのに衝撃が来ないわけが無い。
「痛っ!」
腕がズキズキと痛むが、それよりも、資料を探さなければならない。ワイルド社に関することの
「おーい。資料はほとんど無いぞ。ビルの構造…あっ!」
親友が言ったと同時に爆音がした。
「ここは危険だ。付いて来い」
隊長に連れられ、地下通路を見つけた。その通路から、外に出た。最初の建物の裏に出た。
「・・・・爆破装置がビルに仕掛けられてたんだ。襲撃されれば爆破できるようになっていたんだ。」
親友が構造図を見ていった。
ビルの周りにはパトカーがいた。パトカーの周りには救急車、消防車がいた。
「ここから離れたほうがいい。」
隊長にそういわれて、ビルを離れることにした。
「ところで、あんたの名前は?」
「アルファード・ロット。通称αだ。」
僕達は一旦帰った。その次の日、僕らはもう一度集まり、アルファからワイルド社の話を聞いた。
僕らには仲間が必要だ。もっと多くの。そして、強い。ワイルド社を倒すための。僕らはそのための準備を残りの夏休みですることにした。
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